私は普段、朝食をとらないのですが、仕事が休みの日はパン屋さんにパンを買いに行って、食べることがあります。
今朝も仕事が休みだったので、娘と一緒にパンを買いに行くことにしました。
私の住んでいる場所はパン屋さんが異常に多く、すぐ目の前に全国から人が訪れるような有名店があり、歩いて数分のところに地元のチェーン店と昔からある店、更に自転車で五分圏内に思いつくだけでも５店ほどあります。
普段は大抵、目の前の店か、歩いていける店に行くのですが、今朝はちょっと遠くの数年前に行ったことのあるパン屋さんに行こう、という話になり、自転車で十五分ほどかけて、そのパン屋さんに行きました。
自転車で普段よく通る道を通り、パン屋さんまで行くと無添加の美味しそうなパンをたくさん買い込みました。（いつもパン屋に行くと買いすぎてしまいます）
そして帰り道。
なぜか普段通らない道を行ってみよう、と思い、少し遠回りになるにも関わらず、一本裏の道を通ってみました。
その道を行くと、十数年前、クリスチャンだった親戚の葬儀をやった教会の前に行き着きました。私はその事をすっかり忘れていて、その道を通ろうと思った時もその教会があるという意識は全くありませんでした。
RAPTブログに出会ってクリスチャンになる十年以上前のことです。当時の私はキリスト教について何も知らず、親戚の教会での葬儀に関しても違和感しかありませんでした。その親戚は、仕事を定年退職した後キリスト教に出会い、神様を信じるようになった、と葬儀の時に知ったのですが、なぜ日本人として生まれ、神道や仏教といった宗教が日本にあるのにも関わらず、異文化であるキリスト教を信じるようになったのか？ と不思議に思っていたのを思い出しました。
まさか、その十数年後に自分がクリスチャンになり、熱く信仰生活を送るっているなどとは、その当時は夢にも思いませんでした。
これもすべてはRAPTブログのおかげです。RAPTブログによって神様に出会い、神様のことを知り、夢と希望に満ち溢れた日々を送れるようになったのです。
もし、RAPTブログに出会わず、未だに神道や仏教がいい、などと思いながら日々を過ごしていたら…
想像したくありません。
さて、その教会の前をそのまま通り過ぎようとしたのですが、通りを挟んだ向かい側に小さな本屋があるのに気付きました。派手な看板等はなかったのですが、店構えからキリスト教関連の本屋だと分かったので、立ち寄ることにしました。
中には年配の女性がひとり。娘と入ると挨拶の後に「どこの教会ですか？」と聞かれました。そこで「どこの教会にも行っていませんが、聖書は新約・旧約どちらも何度も通読しています」と答えました。
店内の品揃えは予想通り、そのほとんどがキリスト教に関する書物。
そういえば、息子向けの聖書を探していたんだった。
現在、私の息子は小学二年生ですが、以前、同じくらいの子供をもつ兄弟姉妹の投稿に、子供向けの聖書を買って読ませている、という記述があり、それ以来、自分の息子にもいずれ聖書を読ませたい、と思うようになっていました。そして最近になって、小学生向けの物語の本をよく読むようになり、好きな物語は学校に持っていって、何度も何度も繰り返し読んでいるので、聖書も読んでくれるのではないか、という期待が膨らんでいました。
ただ、時折ネットで探していたのですが、なかなかいいモノが見つかりませんでした。
いいかな？ と思っても、実際に手にとってみないと、息子にちょうどいいレベルのものなのか分からず、ほしいものリストに入れているものの、躊躇して購入には至っていませんでした。そして普段、本屋に行くときにも、子供向け聖書を探してはみたのですが、やはりキリスト教関連のものは少なく「これだ！」というものは見付けられていませんでした。
その本屋では、すぐに一冊の子供向けの聖書が目に付きました。「こどものせいしょ」というもので、文量もそこそこで簡単すぎず、難しすぎず、七歳の息子にちょうどいいかな、と思えるものでした。
その後「他にもありますよ」とお店の方に勧められて見てみたのですが、幼稚すぎたり、難しすぎたりで、やはり初見のものが一番だと思い、そのまま購入しました。
パンを買いすぎたため、現金の持ち合わせがギリギリで不安だったのですが、スマホでの電子決済に対応していたので、問題なく支払いを済ますことができました。
帰宅後、息子に見せ「普段お父さんが読んでいる本だよ。神様のお話」というと、多少の興味は示してくれました。
あとは読んでくれることを祈るのみですが、ひとまず満足のいく子供向けの聖書が購入できて本当に良かったです。
もしかしたら、今日、何年も行ったことがなかったパン屋に行こうと思ったのも、帰りの道を普段通らない道に選んだのも、実は「息子向けの聖書があるよ」と神様が導いてくださったからなのかもしれない。
いずれにしても、また一つ、不思議なめぐり合わせで、私の願いがかなったな、という出来事でした。
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