女性の救い

女性の救いが成される。

前日の御言葉を聞いて、私は「女性が救われるようになって良かった」と思う一方で、そのことについて、どこか他人事のように感じていました。

そして、その後の明け方の祈りの最中、ふとそれまでの女性に対する自身の考え方の間違いに気づきました。

私は以前からずっと「女性と男性は違う生き物だから、理解しようとしても絶対に出来ない」という考えが強くありました。実際、理解できないことが多々あり、若い頃はそれが悩みのタネとなっていて、どうしたら理解できるようになるのだろう? と苦しんでいたこともあります。
そして最終的には「理解するのは無理」と結論づけて、理解しようとするのを諦めてしまいました。

ただ、結婚するまではそれでも良かったのですが、結婚してからはそうもいきません。一緒に生活していくうえで、妻の行動や考えを理解しなければならない、理解しなければやっていけない、と思うようになったからです。そこで、妻を理解しようと必死になりました。しかし、一向に理解できない。そしてそのせいで苛立ったり、逆に気を使いすぎるあまりにそれが妻に伝わって「怒らせないようにビクビクしている」と感じさせ、気分を害させるようになったりしていました。

その状況が変わったのが、信仰生活を始めてからです。
私は無理に妻を理解しようとするのをやめ、意識を妻ではなく、神様に向けるようにしました。妻を第一に考えるのではなく、神様を第一に考えるように心がけ、何か夫婦間でトラブルがあっても、まずは神様に相談してみるようにしてみました。

そうしている内に、自身の欠点も見えてきました。私は妻を理解したい、と思うと同時に、自分のことも妻に理解してもらいたい、と思うようになっていました。そうしなければ、夫婦関係は破綻してしまう、という危機感さえ抱いていたのです。

しかし、信仰生活を始めたことで、必ずしも妻を理解する必要もなければ、妻に理解してもらう必要もないことに気づきました。

重要なのは、神様を愛し、神様を第一に考えること。神様を理解するよう努力すれば良い。神様は自分のことを(自分以上に)理解してくださっているのだから。

そうするよう心がけることで、まずは気持ちがとても楽になりました。
無理に妻を理解するように頑張らなくてもいい。無理に妻に理解してもらうように頑張らなくてもいい。そう考えられるようになっただけでも、本当に救われた気分でした。

信仰生活を始めた当初こそ、妻には戸惑いが見られましたが、次第にそれも薄れ、受け入れてくれているように思います。幸い、妻は私のことを無理に理解しようとは思っておらず、好きにしたらいい、というスタンスをとってくれているので(伝道するのは難しそうですが)信仰生活を送ることで居心地の悪い思いは全くしていません。

もしかしたら、神様がそのように導いてくださっているのかもしれませんが…

更に言えば、信仰生活を始めてからというもの、ほとんど喧嘩もなく、日々穏やかで夫婦関係に関してのストレスはほぼありません。気になっていた妻の欠点もなおしてもらいたいと思うのではなく、私がその部分を補っていこうと心底から思えるようになり、それが妻にも伝わったのか、妻からの私に対する不平不満もほぼなくなりました。(妻が我慢している部分はあるかもしれませんが)

一度、険悪なムードになったときがあったのですが、不思議なしるしによってすぐに回避できた、といったことがありました。その時のことは今でも神様に感謝しています。

とにかく、妻を第一に考えるのではなく、神様を第一に考えることで、すべてがいい方向へと向かったのです。

しかし、そのことで私はいつしか「女性を理解しなくていい」という考えに陥ってしまっていました。以前の「理解できない」と思っていたころに戻ってしまったのです。

更に、その考えによって女性の苦しみを考えないようになってしまっていました。
女性に対する御言葉が宣布されても、心のどこかで「自分は男だから関係ない」と思っていたのだと思います。
女性に関しての御言葉はなんとなく他人事で聞き流してしまっていました。

しかし、理解できないからといって、無関心になってしまってはいけない。

人類の救いを祈り求めていて、その人類の半分は女性なのに、その半分の女性に対して無関心になってしまったら、半分を救うチャンスを失ってしまいかねない。

自分は男だから、と言って、女性の救いは女性に任せる、と放り投げてしまうべきではない。直接的には難しくても、間接的に救う方法はたくさんあるはず。

そして、女性も救いたいと願うのであれば、女性の苦しみにも目を向けなければ。

今朝の明け方、そのように強く思いました。

これまでの女性に対する考え方を悔い改めて、今後、男性の救いだけでなく、どのようにしたら女性も救えるようになるのか祈り求めていきたいと思います。

#RAPTブログ #御言葉 #結婚生活

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