パンクロックが好きでした

パンクロックが好きでした。

中学生の頃のことです。

その年頃にありがちの「大人の言いなりにはならないぜ」的な考え方で「敷かれたレールの上は走りたくない。俺は自由に生きるんだ。政治家や上流階級の人間の作った社会の型にハマった人生なんて御免だ」といった感じの歌詞に共感し、思春期特有のストレスを発散するためにカラオケに行って歌ったり、エレキギターをかき鳴らしたりしていました。
そして、普通のサラリーマンにはなりたくない! と豪語して、様々なことに挑戦してみました。

しかし、すべてが中途半端で、結局なに一つ身にならないまま、大人になってしまいました。

夢だけでは生活は出来ない。ほんの一握りの才能がある人達だけが、好きなことをして生きていける。
歳をとるにつれて次第にそれが現実だと分かってきました。自分のような才能のない人間は、夢など捨てて、普通に働いて普通の生活をするしかない。このまま夢を追いかけていても、なにも成すことが出来ず、惨めな日々を送りながら独りで野垂れ死んでいくだろう。

未来に対して不安にかられる毎日を送るよりは、退屈だと分かっていても普通に日々を過ごしていった方がいい。

ある時そう決断し、夢を諦め(夢と言ってもただ漠然と「特別ななにかをしたい」と思っていただけですが)普通に就職して、普通に会社員として働くようになりました。

希望などなく、ただ働いて、生きていくためにお金を稼ぎ、日々を消化していくだけの人生を歩むことにしたのです。

しかし、その生活は耐え難く、その悶々とした気持ちを発散するために夜な夜な出歩いて強い酒を飲んで酔っ払ったりしていました。
そして現実逃避をするために過激な小説や陰謀論を読み漁っていました。

陰謀論には、世界が誰に牛耳られているか、支配層がどのような悪事を行っているか、そしてどれだけ自分たち一般庶民が虐げられているか、搾取されているか、騙されているか、などが書かれていたため、それらを知ることで「それなら自身の現状も仕方ない」と言い聞かせていたのだと思います。

更に陰謀論を友人知人に語ることで、他の人とはちょっと違う「特別な人」になった気分を味わっていた部分もあります。「そんなことも知ってるんだ、すごいね」と言われたいがために陰謀論を読んでました。

そんな中でラプトブログに出会いました。

当初は他の陰謀論サイトも見ていたのですが、やがてラプトブログだけを読むようになりました。
それはおもに、ラプトブログが一番わかりやすく、すべてがシンプルに書かれていたということ、今まで聞いたことのない陰謀論を知ることもできたこと、そして他の陰謀論サイトと食い違う内容が書かれていた場合、ラプトブログの方が説得力があり、ラプトブログ以外のサイトがすべて胡散臭く見えるようになってしまったから、という理由からです。

そうしてラプトブログに没頭していったのですが、更に読みすすめていくうちに、ラプトブログでは単に「陰謀論(隠された真実)を知る」だけではなく「どうすればその悪なる支配層に立ち向かえるか」という方法が示されていることを知りました。

「自分にも出来ることがある」

単に競技場の観客席にいて「すごいねぇ」と興奮しているだけではなく、実際に選手としてプレー出来る。
コンサート会場の席に座って「素晴らしい」と感嘆しているだけではなく、実際にステージで演奏出来る。

そう思ったら、居ても立ってもいられなくなりました。

何をすれば良いのか。
それは「個性才能を伸ばして、文化芸術を広げていく」ということ。

支配層に立ち向かう方法は、まさに中学の頃に抱いていた希望そのものでした。

あの頃、すべてにおいて中途半端で終わってしまったのは、その先に希望を見いだせなかったからです。「このままやっていても本当に成功するのだろうか?」「もし成功出来なかったらその時は野垂れ死ぬしかない」そういう不安から、何一つ続けられなかったのです。

ラプトブログの有料記事に記されていることを聞き従っていけば、普通で退屈な日々から抜け出し、希望に満ちた日々を送ることが出来る。そして必ず成功するという確信が持てる。万が一生きているうちに成功しなかったとしても、身につけた才能は死んだ後にも持っていける。

決して無駄にはならない。

それらを確信してからというもの、私は日々ラプトブログの有料記事で語られ、記されている事に従おうと奮闘しつつ、同時にコツコツと個性を伸ばそうと努力し、現在に至っています。
いつしか自身が身に付けた才能が活かせる日が来ると信じて。

私はラプトブログに出会い、聞き従ったことで、つまらない退屈な日々が一転し、失っていた生きる希望を再び得ることが出来ました。子供のころに抱いていた未来に対するワクワク感を再び得ることが出来たのです。

そのことをより多くの人に知ってもらいたい。
心からそう願っています。

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