聖書のススメ

数年前、自転車に乗った外国人二人組に声をかけられました。
よく見かけるモルモン教の宣教師です。

その時、私はすでにRAPTブログに出会っていて、信仰生活をしていたので「私はクリスチャンですよ」と伝えると「日本でクリスチャンに会うなんて珍しい」と、とても驚いていて、なぜクリスチャンになったのかを聞いてきました。

そこで、RAPTブログについて伝え、現在進行系で神様の話が聞けるから、と話しました。

そして、ネットで「RAPTブログを検索してみて」と伝えました。

相手はモルモン教信者なので、伝道は難しいとは思いましたが、それでも全く知らないよりは知っている方が、ほんの微かであっても可能性があると思ったのです。

その時に印象的だった話があります。

私は当時、信仰生活を始めてから数年経っていたのですが、自身が「クリスチャン」だという自覚があまりありませんでした。

RAPTさんの伝えてくださる御言葉を信じ、聞き従っている。それはキリスト教によるものなのだから、自分もキリスト教信者なのだ、と頭では分かっていたけれど、一般的に言われているようなキリスト教っぽいこと、例えば外国映画でよく見るような食事前に肘をついて祈りを捧げる、とか、日曜日に教会に行って神父の話を聞く、ということをしていたわけではなかったので、他人に対して、どう話していいのか分からなかったのです。

今となっては、そのような形式的なことよりも重要なことがあると分かるのですが、その頃はまだ自分がクリスチャンと名乗ってもいいのか? という考えさえありました。

実際、彼らから、どこの教会に行っているのか聞かれ、どこの教会にも行っていない、と答えると訝し気に見られたのを覚えています。

どうしたら彼らにクリスチャンだと分かってもらえるか。

そう考えたときに「聖書を読んでいる」と伝えればいいじゃないか、と思いました。

そして、彼らに「聖書を読んでいるよ。今、新約聖書、旧約聖書共に、三回通読していて、四回目」と伝えました。

すると「すごいね、僕は一度も通読はしていないよ」と言われました。

キリスト教を信じる人達は、皆聖書を読むのではないのか?
その時「では、何をもって、クリスチャンと呼ぶのだろう?」という疑問がわきました。

彼らはモルモン教だから、キリスト教とは違うのか? とも思いましたが、調べてみると、キリスト教の一派とのこと。

まぁ、自分もRAPTブログに出会う前までは墓参りに行くから仏教徒で、神社に行くから神道だと言っておきながら、お経を読んだことも神道の本を読んだこともなかったから、それと同じか? でも、彼らは宣教師なのにな、などと考えていました。

そういえば、クリスチャンの友人も、聖書について「歴史書としては興味深いけれど、今は時代が違うから、参考程度に読んでおけば良い」などと言って「むしろ聖書を深く読むのは危険だ」という意味合いの事さえ言っていました。ですから、聖書をそこまで重要視していないのだろう、と感じました。

もしかしたら既存のクリスチャンの多くは聖書をあまり読んでいないのかもしれない。

聖書は本当に不思議な書物です。

何度読んでも、新しい発見があって、もっと読みたい、続けて読みたい、繰り返し読みたい、という気になる。

更に、RAPTさんが聖書について解説してくださっているおかげで、理解も深まり、また御言葉で、これまで分からなかった部分の封印も解かれているので、以前とは違った見方で捉えられて、毎回楽しみが増しています。

信仰生活を始めた当初は、聖書を読み始めても意味がさっぱりわからず、読んでいてもいつの間にか字を追っているだけで全く他のことを考えてしまっている、ということが続いていました。

それでも、聖書を読まなければ信仰生活をしているとはいえない、と自分に言い聞かせ、半ば強引に読んでいた感があります。

しかし、それから数年が経ち、多少無理をしながらも、聖書を繰り返し読み続け、何度も通読を繰り返しているうちに、いつの間にか聖書に対する考え方が変わっていました。

以前は、小難しい書物を読んでいるような感覚でしたが、今では「単に読み進める」というのではなく、少しでも正確に理解しようとして読んでいますし、小説を読むときのように、情景を思い浮かべながら、感情移入をして読めるようになってきたように思います。
そして、以前よりも確実に集中し、更に楽しみながら読めています。

果たして、モルモン教の人たちは、このような感覚で聖書を読んでいたのか?
もしかしたら、信仰のために、仕方なく、部分的に読んでいただけなのかも。

ただ、RAPTブログを知らなければ、たとえクリスチャンでも何度も繰り返し通読するのは難しいのかもしれない、と思いました。

というか、RAPTブログを読んでいれば、自然と何度も繰り返し読みたいという気持ちになるのにな、という思いが湧いてきました。

多くの人がRAPTブログによって聖書の素晴らしさを知り、何度も繰り返し読むことで、更に理解を深められること願うばかりです。

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