絵日記と悟り

昨日、帰宅すると小学二年生の息子が宿題の絵日記を始めるところでした。

少し前に買い与えた物語の本が気に入ったらしく、それについて書く、と言ってご機嫌でした。普段は「書くことがない」とゴネて、絵日記をなかなか書き始めないので、珍しくすんなり書いているな、と思って感心していました。

その後、早々に文章を書き終わり、絵を描く段階になると「表紙の絵を描く」と意気込んで描いていたので、今日はこのまま終わるかな、と期待していたのですが、そう上手くいくはずもなく…… 絵を描いている途中で「うまく描けない」と言い出し、だんだん機嫌が悪くなり、しまいには「もう嫌、全部消す」と怒鳴りだして、鉛筆を投げ、途中まで描いた絵を消しゴムで消し始めました。

私は慌てて息子から消しゴムを奪い取り「うまく描けてるじゃん」「せっかく描いたのにもったいない」「お父さんが描くよりも上手だと思うよ」と必死でなだめました。実際、親の贔屓目ではありますが、上手に描けていたと思います。ただ、自分ではもっとうまく描けるはずだと思っていたらしく、それが思い通りにいかなかったので機嫌が悪くなったようでした。

描いていたのは主人公であろう男の子の絵だったのですが、特に目の部分がうまく描けなかったようで「目が変。ほんとイヤ。もう二度と絵を描かない。一生絵を描かない」と言い出しました。「目は難しいからね」と妻も一緒になだめようとしたのですが機嫌はなおらず、そのうちに「お父さんが目を描いて」「お父さん、目だけ描いて」と叫びだしました。

私はなだめるために「目だけ描くって……イルミナティかっ!」などと言って、ふざけてみたのですが、それに対しては一瞬ポカンとしただけで、すぐに「イルミナティってなに? また意味の分からないこと言ってる」と怒られてしまいました。

その後、しばらく攻撃的に怒鳴ったり、泣いたりしていたのですが、次第に落ち着きを取り戻し「どうしたら上手く描けるようになるの」と聞いていてきました。

そこで「毎日コツコツと練習して努力するしかない」「その表紙を描いた人だって、何十回、何百回、何千回、何万回と練習して描いたから、あれだけ上手く描けるようになったんだよ」「○○(息子の名前)だって、前は人を描くのに顔は丸だけだったし、身体も線だけだったけど、今は顔も身体も描けるようになってるじゃん。それはいつも練習したり、通っているアトリエで先生に教えてもらったりしたからだよ。だからこれからも続けて頑張れば、もっともっと絵が上手になるよ」「上手くなったら嬉しいでしょ? 上手く描けなくて悔しい、もっと上手く描けるようになりたい、と思うのは、とてもいいことだと思うよ」と伝えました。

不思議だったのが、これらの言葉がスラスラと頭の中に浮かんで息子に伝えられたということです。まるで、私でない誰かが伝えてくれているような感覚でした。

一瞬、神様? とも思いましたが、よくよく考えてみたら、これは私自身がRAPTブログの有料記事にある御言葉に従って、個性才能を伸ばそうと日々心掛けていることだな、と気付きました。だから、こんなにスラスラと言葉が出てきたのだ、と。

もし、RAPTブログで御言葉を学んでいなかったら、息子にこのような話が出来ただろうか?

「努力が大切だ」というのは一般的には誰でも知っていることだし「やれば身につく、上達していく」というのも当たり前のことではあるのですが、果たして、とっさにそのような話ができたか、となると疑問です。

おそらく、そのような話は思い浮かばなかったでしょう。

もし思い浮かんだとしても、RAPTブログを知らない状態だったら、自身が日々努力などしていないでしょうから、説得力もなく、嘘くさく聞こえていたように思います。そして自分がやっていないことを息子に言ったところで、説得力がないな、と思いながら話していたはずです。

息子に「じゃあ、お父さんは努力しているの?」と聞かれて「いや、努力してこなかったから、後悔している」と答えるよりも「もちろん! 今も努力していて、日々成長していくのが楽しくてワクワクしている」と答えるほうが説得力があるに決まっている。

今回は、そのようなことは息子から聞かれませんでしたが、心のなかでそう答えられる準備ができていただけで、伝わり方が大分違ったように思います。

やはり、知識だけを得て、単に知っている物事を伝えるよりも、実際に行い、それを体験した上で、その感覚を交えて伝える、というのが重要なのだな、と思いました。

そして、これこそが「伝道」において重要視すべきことなのだ、と改めて悟りました。

ただ私は「努力している」とはいえ、まだまだ全然足りていないという自覚があります。怠惰になってしまう日、仕事が忙しくて四本の柱をたてることがおろそかになってしまう日、単に気力が薄れてしまう日などもあります。

そのような日をできる限りなくす努力もしていかなければ。

今後も引き続き御言葉に従って日々努力を積み重ね、才能を身につけ、多くの人にRAPTブログの凄さ、有料記事の素晴らしさ、そしてRAPTさんと神様の偉大さを伝え、たくさんの人を伝道できるようになりたいです。

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